FIDEとWorld Chessは2026年6月23日に、オンラインでの対局をもとにオーバー・ザ・ボード(OTB)の公式ランクを獲得できる実験プログラムを始める合意を発表した。これはチェス史に残る出来事だ。現在、約50万人が公式OTBランクを持つが、このプログラムにより数百万の新規プレイヤーがアクセスできるようになる。特にOTB対局の機会が限られていたプレイヤーにとって、プロキャリアの道が開ける可能性がある。FIDE会長のアーカディ・ドヴォルキッチは「透明性と制御性を確保し、コミュニティとともに責任を持ってゲームを成長させる」と語った。 この実験は、オンラインとオフラインの境界を曖昧にしつつも、公平性を担保するフレームワークを構築することを目指す。今後、ランクの計算方法や認証プロセスの詳細が明確化される予定だ。チェス界の構造に大きな変化をもたらす動きだが、実際の影響は今後数年の結果次第だ。