アロシビッチとニコリッチの対局が「マスターゲーム」とされるのは誤りだった。読者からの指摘で明らかになったが、アロシビッチの当初のレーティングは2200で、現代の基準では1400程度に相当する。一方ニコリッチはわずか15ポイント上回るだけだった。この事実が明らかになったことで、グイネスのページに掲載されていた記述が誤っていたと判明した。
今回のパートでは、ゴルコフ・ゴルブェンコ対局に次ぐ「最長の試合」のタイトルを争う他の対局を検証している。過去の記録は多くの要因で揺らぐが、移動駒数という客観的指標は依然として信頼性が高い。アロシビッチとニコリッチの対局が158手で終わる一方で、他の候補として172手を記録したチェス・バズの対局や、168手で決着したスウェーデンの対局が挙げられている。
これらの対局は時代やスタイルの違いで評価が分かれるが、移動駒数という観点では新たな記録が生まれた可能性を秘めている。今後の調査が注目される。